こちらの写真のように、お気に入りの帽子がボロボロになってしまったらどうしますか?

「さすがに修理できないよね…」と途方に暮れてしまう方もいらっしゃるでしょうが、まずは諦めずにR.Luceまでご相談ください。

布製の帽子は洗濯機でも洗いやすくて、夏には重宝するのでなんとしても今のうちに修理しておきたいですよね!

今回のブログでは、こちらの帽子の修理工程を実例としてご紹介しながら、帽子修理にかかる金額の目安や、修理にかかる期間についてもお伝えします。

帽子だけでなく、バッグ修理の実例を載せたブログもございますので、興味のある方はこちらもあわせてチェックしてください。

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【帽子修理実例】実際の工程

①まずはお客様の気持ちを受け止める

まずはお預かりした帽子の状態を確認し、お客様のご要望をお聞きします。

こちらの帽子の場合は、トップの生地がボロボロになってしまい、もはや「布」の状態ではなくなっていました。

お客様もさすがにそれは修理できないと思われたようで、「縫いこんで小さくなってもいいから、なんとか修理してほしい」とのご依頼でした。

形が変わってしまっても修理して使いたい!というほどお気に入りの帽子です。

こんな言葉を聞くと、「なんとしても修理してさしあげねば!!」という気持ちになるのが職人というもの。

しかし、別角度から見ると分かりやすいのですが、実は2か所ほつれがあります。

これを両方縫いこむと帽子自体がかなり小さくなってしまう…。悩みどころですね。

②帽子を解体する

お預かりした帽子は、必要な部分の糸をほどいて解体します。

こちらの帽子の場合、とにかくトップ部分の生地をどうにかしなければ修理できません。

表地の糸をほどいて、トップ部分をはずしました。

③裏にあて布をして、破れを補修する

薄手の布を裏側にあてて、ずれないように手縫いで固定します。

その後、ミシンで全体をざっくり縫い留めます。

それから、「もはや布ではなく繊維だけ!」になっているボロボロの部分を細かくミシンでたたきつけていきます。

分かりやすく言うと、「布の状態になるべく近づける」ということになるでしょうか。

④あて布ごとカットして、元の形に戻す

ミシン補修が完了したら、あて布と共にカットして、元の丸い布に戻します。

こうすることで、布としてもう一度縫えようになるのですね。

縫い込みで修理するより、帽子の形を崩さなくてすむのが嬉しいところ。

花柄の模様まで完全再現できないのは残念ですが、帽子としてのかぶりやすさは維持できます。

⑤元のように縫い付けて、完成

こちらが修理の完了した帽子です。

形が変わってでも修理したい!と思っていたほどお気に入りの帽子。

元通りの形で戻ってきたので、お客様にも大変喜んでいただけました。

帽子の修理(お直し)にかかる料金の目安

帽子の修理にいくらかかるかは、どのくらい修理の工程がかかるかによって変わってきます。

なので、あくまでもケースバイケースとしか言えませんが、それでも一応目安として今回の布製帽子の修理費用は・・・

4400円(税込)

でした。

これは、ミシン補修が3か所入っている(写真にはありませんが、裏地も補修しています)ことや、別途あて布が必要だったことから、この金額になっています。

帽子の修理(お直し)にかかる期間の目安

帽子の修理にかかる期間の目安は、他の洋服お直しと同じように1週間~2週間になります。

が、これもあくまで目安であり、その時の店の混み具合によって変わってきます。

店頭またはLINEやメールでお気軽にお尋ねください。

「どうしてもこの日に使いたい」という予定があるかたはその旨スタッフに伝えていただき、早めにご相談くださいね。

可能な限り、ご希望に添えるようにいたします。

帽子を布から作成した実例

今回はお客様からお預かりした帽子の修理実例をご紹介しました。

なのでここからはちょっとおまけになりますが、R.Luceでは着物や洋服からの「リメイク」も承っております。

もちろん、リメイクに限らず生地屋さんで購入してきた布でも大丈夫!

お好きな布から帽子を作成する、ということもできるのでその例をご紹介しますね。

キャプリーヌタイプ

こちらは、今回修理したお客様の帽子と形が同じ、幅広のブリムがついたリバーシブルの帽子です。

片面は少し光沢のある無地のグレーでシックに。

もう一面はモノトーンの柄物で全体のバランスを整えてあります。

その日の服装に合わせて、柄の方を表に出しても素敵ですね。

キャップタイプ

こちらの写真のような、キャップタイプの帽子もお作りできます。

こちらのキャップは一部のパーツに大島紬を利用しています。

大切な人の形見のお着物をリメイクされたとき、残った少ない生地も余すことなく使い切ることができますね。

微妙なサイズの調整もできるようになっています。

好きな色、好きな柄で作れると思ったらワクワクしてきますね。

まとめ

布製の帽子は

  1. 軽い
  2. たたみやすい(収納しやすい)
  3. 洗濯しやすい

といいところだらけなので、一つ持っておけば重宝します。

お気に入りの帽子を修理したい!

お気に入りの布で新しく帽子を作りたい!

そんな願いのある方は、以下のお問合せフォーム、もしくはLINE公式アカウントからR.Luceまでご相談ください。

お問合せ – バッグ修理・クリーニング/洋服お直し/福岡/筑紫野/ネットで受け付け全国対応/宅配で~リルーチェ~ (r-luce.com)