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夏本番を迎え、今年こそ花火大会や夏祭りに浴衣を着て出かけたい!と楽しみにされている方も多いのではないでしょうか?
「家族そろって浴衣で記念撮影」にも憧れるけど、すぐ大きくなる子どもにはちょっと大きめの浴衣を買って、できれば来年まで着せたいですよね。
今回のブログでは、
- 子ども用浴衣にはどんな種類があるのか?
- 袖丈・着丈の調整の仕方
- 袖丈・着丈の調整を洋服お直し店に出す場合の値段と期間の目安
についてお伝えしていきます。
可愛い浴衣姿の子どもと一緒に、快適で楽しい夏を過ごしましょう♪
子ども浴衣の種類と着用年齢の目安
0歳児には甚平風ロンパース
まだ0歳の赤ちゃんなら、ベビー用品店などに売られている「甚平風ロンパース」がオススメです。
上半身は甚平のような作りで、前開き、紐留めなので着脱も簡単。
下半身は洋服のロンパースと同じでスナップボタン留めになっています。
おむつを替えるときにも困りません。
夏祭りの雰囲気を盛り上げるのに役立ってくれるのはもちろん、ベビー用の甚平風ロンパースは普段からパジャマとして着せるのにも最適。
「リップル」「ダブルガーゼ」など、涼しくて通気性がよく、汗もよく吸ってくれる素材のものを選びましょう。
1歳過ぎたら甚平が着せやすい
立ってズボンをはけるようになる1歳ぐらいからは、甚平(じんべい)がオススメです。
動きのはげしい子どもには着崩れしにくいことや、トイレに行きやすいことは必須条件。
甚平なら、ゆとりのあるゴムウエストの半ズボンなのでトイレにも行きやすい。
ズボンの上には、脇を紐結びでとめるタイプの羽織を着ます。
身体に張り付かないゆとりあるつくりで、肩のあたりにタコ糸をほどこしてあるものが多いです。
全体の風通しが良くなるよう、工夫されているんですね。
夏祭りだけでなく、パジャマや部屋着として普段使いするのも◎。
幼稚園~小学校低学年女子に浴衣ドレス
1歳以降の女の子なら、近年流行っている「浴衣ドレス」もオススメです。
甚平の半ズボンがスカートやキュロットになったもの、と考えればいいでしょう。
浴衣と比べると活発な子どもでも着崩れしにくく、トイレにも行きやすいです。
浴衣と違ってスカート丈が短いのもポイント。
動きやすさと涼しさを兼ね備えています。
小学校高学年以降の女子にセパレート浴衣
小学校高学年~。
だいたい10歳過ぎぐらいになると「浴衣」に憧れる女の子も出てきます。
そうなったらスカート丈の短いフリフリした浴衣ドレスではなく、「見た目は浴衣に見える」という、くるぶし丈ぐらいの「セパレート浴衣」がオススメ。
下はキャミソールワンピースとして単品で着用することもでき、夏祭りが終わったら夏のパジャマとして活用させるのもアリです。
普通の浴衣は着付けが難しく、着せてあげられない保護者の方も多いですよね。
セパレート浴衣なら着付け楽々で、トイレにも行きやすいという良さがあります。
セパレート浴衣の需要は年々高まっているようで、最近は大人用のセパレート浴衣も売られています。
中学生・高校生~本格的な浴衣を
子どもも中学生になると、体形・体格的には大人とあまり変わらなくなってきます。
そうなると、浴衣も選び放題になりますね。
若者らしい華やかな柄の浴衣も、大人っぽいシックな浴衣も、本人の好みに合わせて。
おばあちゃんや、着付けのできる人に教えてもらいながら自分で着付けに挑戦するのもいい経験になるでしょう。
浴衣のサイズ直し
子どもの浴衣や甚平を買う時、サイズに悩む方は多いのではないでしょうか?
「できれば来年も着られるように大き目サイズを買っておきたい」と考えますよね。
ワンサイズ大き目の浴衣を買った場合は、簡単なサイズ調整をしておけば着心地も悪くならずに今年のうちから快適に着られます。
ここでは簡単に「袖丈を短くしておく方法」「身長に合わせて裾上げしておく方法」をお伝えします。
袖丈詰めは、肩で上げる
浴衣や甚平の袖を短くしたい場合、袖の先ではなく「肩の部分をつまんで上げる」という方法をとります。
子どもに浴衣を着せてみて肩の部分を以下の写真のように山折りにして、長さを決めます。
黄色いラインの部分(内側)を手縫いか、粗目のミシンで縫えば簡単に袖丈を短くできます。
着丈の調整は、腰で上げる
浴衣の着丈調節は、スカートやパンツと違って裾で上げるのではなく、帯に隠れる部分…つまり腰で調整します。
必ずしも「縫う」作業は必要なく、腰に結んだ紐の上に長すぎる部分を折り返して出す「おはしょり」で調整できます。
が、紐で調整していると、特に子どもの場合はお手洗いに行ったタイミングで着崩れしやすいのです。
お手洗いに行くたびに何度も着丈の調整をするのは面倒!
子ども用の浴衣は、手縫いか粗ミシンで腰の部分を縫っておき、山折りにきっちりアイロンをかけましょう。
紐だけで調整するのと違って、腰回りがもたついて見えるのも軽減されます。
下の写真はお客様から着丈詰めを依頼された子ども用浴衣。
黄色いマーカー部分を縫って調整してあるのですが、今回さらにその上の、白い留め紐の横も手縫いして上げてあります。
来年には手縫いの部分をほどいて着丈を長くし、もっと身長が伸びたら黄色いラインの部分をほどくという2段階調整になっています!
こうしておけば、大き目の浴衣を長く着せることができますね。
浴衣のサイズ直しにかかる値段と期間の目安
値段の目安
浴衣のサイズ直しを「洋服お直し店」に出す場合、値段はいくらになるのでしょうか?
あくまでも、R.Luceでお預かりする場合の金額になりますので目安にはなりますが…
腰上げでの着丈調整・・・¥1650
肩上げでの袖丈調整・・・¥1650
お預かり期間の目安
加工にかかるお預かり期間の目安は、通常2週間です。
お祭りの日に絶対間に合わせたいと思いますので、早めに持ってきていただけると助かります。
2週間も余裕がないけど、どうしても間に合わせてほしい!という方は、電話で納期についてご相談ください。
店舗でのお受け取り、お引渡しでしたらなるべくご希望に添えるよう調整いたします。
ネットでご依頼の方は、福岡県までの輸送にかかるお日にちまで考慮して、お早めにご相談くださいね。
まとめ
今回のブログでは、
- 子ども用浴衣にはどんな種類があるのか?
- 袖丈・着丈の調整の仕方
- 袖丈・着丈の調整を洋服お直し店に出す場合の値段と期間の目安
についてお伝えしてきました。
元々、浴衣は湯上りの湯気や汗を吸収しやすいようにと作られた日常着。
子どもの年齢に応じて適した浴衣を選び、少し大きめの浴衣は来年まで着られるように着丈・袖丈を調整しましょう。
自分で調整するのは難しい、時間がないという方はどうぞR.Luceまでご相談ください。
楽しい夏の思い出のために、お手伝いさせていただきます♪
お問合せ – バッグ修理・クリーニング/洋服お直し/福岡/筑紫野/ネットで受け付け全国対応/宅配で~リルーチェ~ (r-luce.com)