本当に品質のいいバッグを長く持ち続けている人だけが持つお悩みがあります。

  • 内装がボロボロになった
  • 持ち手が切れた
  • ファスナーが壊れた。

こんな時。

思い切って処分するのか?修理するのか?それとも「アップサイクル」するのか?です。

アップサイクルとは、現代美術用語辞典によると以下のようなもの。

サスティナブル(持続可能)なものづくりの新たな方法論のひとつである。従来から行なわれてきたリサイクル(再循環)とは異なり、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを、最終的な目的とする。

アップサイクル | 現代美術用語辞典ver.2.0 (artscape.jp)より引用

つまり、もう十分大切に使い続けてきたバッグを「今の生活スタイルに合わせて」「より使いやすく」作り変えるという選択肢です。

福岡県筑紫野市にある洋服お直し店「R.Luce(リルーチェ)」では、バッグの修理だけでなく「作り変えてほしい」というご依頼もお受けしております。

今回のブログでは、実際にお客様からお預かりしたブランドバッグを「アップサイクル」した実例をご紹介します。

ちなみに、リメイクではなく修理を頼みたいんだけど?という方は以下のブログを参考までにご覧ください。

福岡でバッグ修理を依頼するなら?豊富な実例を見れば安心♪ – バッグ修理・クリーニング/洋服お直し/福岡/筑紫野/ネットで受け付け全国対応/宅配で~リルーチェ~ (r-luce.com)

バッグリメイク実例1:グッチのバッグをポーチとキーホルダーに

グッチのバッグBefore

まずはバッグをお預かりし、どのようにリメイクしたいかのご相談を受けます。

アイテムは何にするか?どれくらいの大きさにするか?どこを残したいか?など、お客様のご希望をうかがっていきます。

デザイン画のご提示

お客様のご希望を聞き取ったら、このようにイメージ画像をこちらから提示することもあります。

もしくは、お客様のほうから「こんな感じのポーチにしてほしい」という絵や参考写真などを提示していただいてもOKです。

ポーチを作った残りの小さな生地で、「他にも何か作ってほしい」というご依頼をいただくこともありますので、ご予算に余裕がある方はご検討ください。

グッチのバッグAfter

バッグのデザインを一部残したポーチが完成しました。

デザインを一部残すことで、「確かにあのバッグが生まれ変わったんだ!」という実感を持つことができますね。

こちらのデザインでは、両サイドにDカンと呼ばれる金具をつけています。

こうすることで、取り外し可能なショルダー紐が使えるようになります。

ポーチとしてだけでなく、小さなショルダーバッグとしても活用することができ、ちょっとした買い物などに大変便利です。

小さな端切れも余すことなく、ハート形のキーホルダーになりました。

バッグについていたファスナーの引手も、チャームとして活用しています。

バッグリメイク実例2:フェンディのバッグをポーチに

フェンディバッグBefore

こちらは、フェンディのロゴが入った縦長のトートバッグです。

お客様のご要望をお聞きし、もっと小ぶりで、ショルダーバッグとして使えるようにリメイクします。

フェンディバッグAfter

こちらが、リメイク完了したショルダーバッグです。

写真を撮ったときの光の加減で色が全然違うように見えてしまいますが…^^;

マチの部分に革を使い、パイピングを挟み込んでしっかりと自立するバッグになりました。

ショルダー紐は、お客様ご自身のものを使われるということで、本体のみのご依頼でした。

全く違う形になり、またたくさん使っていただけると嬉しいですね。

バッグリメイク実例3:ヴィトンのボストンバッグをトートバッグに

ヴィトンバッグBefore

昔は家族旅行に持ち歩いて、家族全員の下着から帰りのお土産まで入れられた大き目のボストンバッグ。

子どもが成長して家を離れると、途端に出番がなくなりますよね。

これを、普段から使いやすい大きさのバッグへリメイクします。

ヴィトンのバッグAfter

普段持ち歩くのに使いやすいサイズのトートバッグへリメイクしました。

ボストンバッグとしては使い道がなくなっても、適度な大きさのトートバッグに生まれ変われば、また頻繁に使っていただけますね。

持ち手やパイピングなどの革を新しいものに変え、新品のような仕上がりになっています。

端切れで作れるキーホルダーと時計のベルト

ボストンバッグのような大きなバッグをリメイクすると、まだ使えそうな端切れが出て「もったいない」という気持ちになります。

予算に余裕があれば、こちらの写真のような小物へのリメイクもオススメです。

こちらは、お客様からのご依頼でリメイクしたもの。

左側は、こう見えて実はキーホルダーです。ボタンを開けると鍵がいくつかかけられるようになっています。

可愛くて実用的。ちょっとした話題のネタまで提供してくれますね。

また、ブランドバッグをリメイクした後の端切れで時計のベルトを作る、というのもいいアイデア。

かなり小さい端切れからでもできるので、形見分けするときなど、思い出を複数人で共有しあいたいときのアイテムとしても活用できます。

バッグリメイクにかかる値段の目安

ここまでを読んで、タンスに眠っているバッグをリメイクしようかな?と思われた方のために、リメイクにかかる値段の目安をお伝えしておきます。

  • バッグからポーチへの作り変え→2万円~3万円程度
  • ボストンバッグからトートバッグへの作り変え→5万円~6万円程度
  • 時計ベルト・キーホルダーへの作り変え→8千円~

この金額はあくまでも目安であって、

  • 内ポケットをいくつつけるか?
  • ボタンは?
  • ファスナーは必要?

などの条件によって変わってきますので、詳細はお問合せください。

ちなみに、バッグからポーチへ作り変えたついでにプラスアルファで「時計のベルトも追加で」という場合は、割引料金を適用させていただきますので、お気軽にご相談くださいね。

まとめ

本当に品質のいいバッグには、親から子へ、子から孫へと受け継がれていき、長く使われているものもあります。

ファスナーや金具が壊れたり、革の一部が切れたりしても残りはまだまだ使える状態、ということも。

そんなときは修理するだけでなく、リメイクして「アップサイクル」する方法もあるんだということが伝わっていれば幸いです。

今の自分にとってより使いやすく、より身近なアイテムに生まれ変わらせて、長く大切に使っていきましょう。

今回の記事を読んで、バッグのリメイクをお願いしてみようかな…とお考えの方は、下記のフォームかLINEよりお気軽にお問合せください。

お問合せ – バッグ修理・クリーニング/洋服お直し/福岡/筑紫野/ネットで受け付け全国対応/宅配で~リルーチェ~ (r-luce.com)