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お気に入りでよく使っているバッグのファスナーが壊れたら、困りますよね。
「ファスナー壊れたけど、まぁいいか」ということは、なかなかないと思います。
自分で修理できるの?
バッグ修理店に出したら、いくらぐらいかかる?
今回はそんな疑問をお持ちの方に、自分でも修理できる可能性があるパターンと、修理店に出した方がいいパターンについてお伝えします。
また、修理店に出したらいくらぐらいかかるのか、目安の金額もお伝えします。
ファスナー修理だけでなく、バッグの持ち手修理や色褪せたときの補色について書いたブログもありますので、よければ以下も参考にしてください。
バッグをキレイに=クリーニングではない?!補色でバッグが甦る秘密
まずはファスナーのどこが壊れたのかをよく見る
一口に「ファスナーが壊れた」と言っても、実際にはいろいろなパターンがあります。
まずはファスナーの「どこが」壊れたのか、落ち着いてよく見てみましょう。
ファスナーは細かく見ると以下のようなパーツに分かれています。
引手が取れた・割れた
引手はスライダーの一部ですが、何度もファスナーの開け閉めを繰り返していると引手のみ取れたり、割れることがあります。
ファスナーにもいろいろな種類があり、YKKのZA、ZFシリーズのように「引手交換できるタイプのファスナー」も存在しているので、まずはファスナーの形状を見分けることが大切です。
引手交換できるタイプのファスナーであれば、お直し店に持って行くまでもなく、自分で引手のみを購入して修理できます。
残念ながら引手交換できないタイプのファスナーだった場合は、スライダーごと交換になります。
スライダーが抜けた
スライダーを勢いよくひっぱりすぎると、ファスナーの上下についている留め具が外れてスライダーが抜けてしまうということが起こります。
この場合、同じスライダーをもう一度はめて、外れてしまった留め具を付けなおすことで修理できます。
- 引手が壊れていない
- スライダー本体が壊れていない
- 留め具が割れたり、紛失したりしていない
このような状態であれば、器用な人は自分でスライダーを付けなおせるかもしれません。
ただ、自分でやってみてもなかなかスライダーがはまらなくてイライラしてきます!
うまくいかない方は、プロに依頼したほうが早くて確実ですね。
ちなみに、ビスロンファスナーと呼ばれるプラスチック製ファスナーが壊れた場合、留め具は再利用できませんのでご注意ください。
また、そもそも上下の留め具がついていないバッグもあります。
特にコイルファスナーのバッグに多いのですが、留め具部分が縫いこんで作られているのです。
この場合は、一度縫いをほどいて解体し、縫い直すしかありませんのでプロに依頼しましょう。
エレメント(務歯)が欠けた
エレメント(務歯)が一つでも欠けてしまうと、ファスナーは開閉できなくなります。
この場合は新しいファスナーに交換するしかありません。
ファスナーの交換は、一度バッグの縫い目をほどいてから縫い直しになりますので、自分で修理するのは難しいです。
ファスナーの開閉ができないバッグはかなり使い勝手が悪いので、早めに修理に出した方がいいでしょう。
布(テープ)部分が破れた
こちらの写真のように、ファスナーの布部分(テープ)が破れてしまった場合はファスナーごと交換するしかありません。
バッグを解体して縫い直す作業になりますので、こちらも早めにプロに依頼しましょう。
自分で修理できないものはバッグ修理店へ
ここまで見てきたように
- バッグの引手が取れただけ(引手交換可能なファスナー)
- スライダーがはずれただけ(自分でもう一度付けられそう)
上記の場合は自分で修理できる可能性がありますが、それ以外の場合はバッグ修理店へ相談しましょう。
そうは言っても、いくらかかるのか全く見当もつかない状態では相談しにくいですよね。
そこでここからは、バッグのファスナー修理にはいくらぐらいかかるか、だいたいの目安をお伝えしていきます。
あくまでもR.Luce(リルーチェ)で受けた場合の参考価格になりますのでご注意ください。
スライダー交換の料金
スライダーのみを新しいものに交換するときの料金の目安は¥3300(税込)です。
あくまでも、ファスナーのエレメント(務歯)が取れたり、テープが破れたりしていない状態での料金ですね。
ファスナー交換の料金
バッグの縫い目をほどいてファスナーを新しいものに交換するときの料金の目安は¥8800~(税込)です。
ファスナー交換の料金が上がるとき
R.Luce(リルーチェ)で「正確な修理料金は現物を見てからでないとお答えできません」とお伝えしているのは、バッグの状態によってファスナー交換の料金が上がることがあるからです。
- ビジネスバッグなどで長いファスナーを使っている
- バッグ自体に修理の必要な個所がある
- 布や革を継ぎ足さないとファスナー交換ができない
- グレードの高いファスナーを希望する(YKKのエクセラなど)
- 止水ファスナー(水の侵入を防ぐ)を希望する
上記のような場合にはファスナー交換の料金が上がってきますので、詳しく知りたい方は個別にLINEやメールでお問合せくださいね。
ファスナー交換の注意点
ファスナーメーカーは何社もあり、修理に一番よく持ち込まれるのが「ヴィトン」でも採用されている「YKK」のファスナーです。
YKKのファスナーは日本製なので、材料も比較的すぐ手に入り、納期も短くてすみます。
しかし、ブランドによっては海外製のファスナーが使われていて、スライダーのみの交換ができなかったり、入荷に時間がかかったりすることがあるので注意が必要です。
まとめ
今回は、バッグのファスナーが壊れたとき、
- 自分で修理できるか?
- プロに依頼した方がいいか?
- 修理店に依頼するといくらぐらいかかるか?
についてお伝えしてきました。
引手交換できるタイプのファスナー(代表的なものがYKKのZA、ZFシリーズ)だったり、スライダーがはずれただけだったりすると自分で修理できる場合もあります。
しかし「どんな部品を取り寄せればいいか分からない」「自分で修理できるかもしれないけど、時間がない」ということもあると思います。
そんなときは、お気軽にR.Luceまでご相談くださいね。全国宅配でも対応しております。
LINEや以下のお問合せフォームから、お待ちしております。
お問合せ – バッグ修理・クリーニング/洋服お直し/福岡/筑紫野/ネットで受け付け全国対応/宅配で~リルーチェ~ (r-luce.com)