入園・入学の時期が近づいてくると、新しく通う保育園や幼稚園、小学校で使うものの準備で忙しくなってきますね。

中でも「裁縫は苦手!」というパパやママを悩ませるのが「通園用手提げバッグ」「上靴入れ」「コップ入れ」「体操服袋」などの袋物系ではないでしょうか?

最近は市販品でもかわいいものがたくさん売られていますが、福岡県筑紫野市にある洋服お直しのお店「R.Luce」ではこの時期になると「入園入学グッズオーダー」のご依頼が増えます。

市販品があるのに、なぜわざわざオーダーに出す人がいるのでしょう?

今回の記事を読めば、入園・入学グッズをオーダーに出すメリット・デメリットが分かり、「市販品を買うか?オーダーするか?」を検討するのに役立ちます。

子どもが毎日幼稚園や学校へ持って行き、長く使うものなので、十分検討してお気に入りのものを揃えてあげたいですね。

入園・入学グッズをオーダーするメリット

指定通りのサイズに仕上がる

通う保育園や幼稚園によって、袋物のサイズには色々な決まりがあります。

「だいたい30㎝×40cmの通園用手提げバッグで」などと指定がアバウトなものはいいのですが、中にはハッキリした理由からサイズ指定が細かい場合があります。

「机の横にかけたとき床に付くと困るので、手提げの持ち手は〇cm以内で」

「幼稚園で注文するお弁当のサイズに合わせて、ランチョンマットは〇cm×〇cmで」

「全員分をたたんで一つのかごに入れるため、厚みが出ないようキルティングの手提げはNG」

というように、特に子どもの年齢が小さいほど指定も細かくなりがちなようです。

「いや、それを売ってるところ探すのに時間がかかりますよ」と言いたくなるような指定もあるので注意が必要ですね。

その点は、オーダーであれば園や学校から指定された通りの寸法で全て仕上がるので、安心感があります。

細かい要望が通る

「これは何に使うんだろう?」という独自のサイズ指定がある袋物や、「それはどこに売ってるの?」と聞きたくなるようなものを指定されることがあります。

今までにオーダーを受けたことがあるものでは、

「お弁当袋の紐は平紐で。左右は別々の色で」

「ブックカバーにもなる図書バック」

「ゴム紐で頭に付けられる、お昼寝用のアイピロー」

「辞書袋」

というような変わった依頼もありました。

「学校から作り方を書いた紙をもらったが、読んでも理解できないので作ってください」という方もいらっしゃいました。

どこに売っているか分からないものをわざわざ探したり、自分で作る手間と時間を考えたらオーダーしたほうが早い、という方も多いですね。

オーダーであれば、普通の手提げバッグでも「中に定期入れが入るサイズのポケットとキッズ携帯が入るサイズのポケットを2つ」といった細かい指定にも応えることができます。

統一感が出て「自分のもの」と認識しやすい

まだ名前も読めない2~3歳の子どもが保育園や幼稚園に入る時は、自分の物が全て同じデザインで統一されていると覚えやすいという良さがあります。

通園バッグと体操服袋と上靴入れの3点セットぐらいなら市販品で揃うけれど、ランチョンマットやお弁当袋、コップ入れや箸入れまでとなると全て揃えるのは難しいでしょう。

近所のチェーン店や全国展開する通販ショップなどで購入すると誰かとかぶる、ということも多々あります。

全てが統一されたデザインの袋物を使う良さは、子ども本人が「これは自分のだ」と認識しやすいことともう一つ。

お友達が拾ってくれた時に「これは誰々ちゃんのだ」とすぐに分かってくれる点にもあります。

拾ったお友達も喜んで届けてくれますし、「ありがとう」の交流も生まれやくなりますね。

好きなキャラクターの布で楽しく通える

入園・入学前の時期になると、手芸用品店にかわいいキャラクターの布がたくさん並びます。

キャラクターの布には著作権があり、「製品化して販売はできません」などの注意書きがされていますので、自分で作るならともかく、完成品を購入するのは難しいですよね。

「初めてママから離れて園に通うんだから、好きなキャラクターで作ってあげよう!」とはりきって布を購入したものの、実際には下の子が小さかったり、子どもの体調不良が続いたりで時間が足りないこともあります。

それでも子どもと一緒に選んで買った布であれば、子どもは完成品を楽しみに待っているでしょう。

そんな時の駆け込み寺として、オーダーに持ち込まれることも。

これから始まる新生活への不安も、大好きなキャラクターグッズと一緒だったら頑張れる!そんなお子さんの希望を叶えるべく、買った布を持ち込まれるママやパパ。

そんなご依頼に出会うと、私たちスタッフも嬉しくなります。

「布は買ったけど自分で作れない」というときにオーダーするという選択肢も、両親の愛情を伝える手段になるのではないでしょうか。

入園・入学祝いにピッタリ

小学校へ入学する時のお祝いとしては「ランドセル」が定番だと思いますが、「幼稚園・保育園の入園祝いには何をプレゼントしたらいいか分からない」という方もいらっしゃいますよね。

お孫さんへの入園祝い・入学祝いとして、すべてのアイテムをお揃いでオーダーするというパターンもあります。

おじいちゃん、おばあちゃんからプレゼントしてもらった入園・入学グッズを毎日持って3年とか6年という期間、登園・通学してくれる。

しかも、写真におさまることも多いので後々まで思い出に残るとなると、贈りがいがありますよね。

幼稚園のとき作った通園バッグを、小学校では図書バッグとして使い、合計12年使ったという例もありますから、そう考えるとなかなか経済効果の高い贈り物と言えるかもしれません。

入園・入学グッズをオーダーするデメリット

市販品より金額が高くなる

「市販品と違って誰かとかぶる心配がない」とはいえ、市販品よりトータルで金額が高くなるのはオーダーのデメリットと言えます。

これは、材料代と作業工賃を別々の店に支払うことになるので、ある意味仕方がありません。

「全部一括でオーダーするので、割引してもらえませんか?」などの交渉をしてみるのは、お店によるかもしれませんが、聞いてもらえる場合もあります。

ダメもとで、いくらになるか問い合わせてみましょう。

市販品より完成品の受け取りに時間がかかる

市販品は完成しているものを買うので即受け取れますが、オーダーの場合は布を購入してからお店に持ち込み、完成するまでに一定の時間が必要となります。

お店の混雑具合や時期にもよりますが、だいたい2週間くらいは見ておいた方がいいでしょう。

入園・入学式が目前に迫っている場合、オーダーで揃えるのは厳しいと言わざるをえません。

オーダーを検討している方は、遅くとも3月半ばまでには布を購入して、お店に持ち込むようにしましょう。

入園・入学で使う体操服や制服のサイズ変更も、同じように時間がかかりますので検討している方はお早めに。

自分でできる袖丈詰めの方法も書いているので、よかったら参考にしてくださいね。

【入園・入学準備】制服や体操服を簡単に袖丈詰めする方法 – リルーチェ|靴・鞄の修理・クリーニング、衣類のお直しを宅配で♪ (r-luce.com)

まとめ

今回の記事では、入園・入学グッズをオーダーするメリット・デメリットについてお伝えしました。

  • 指定通りのサイズに仕上がる
  • 細かい要望が通る
  • 持ち物に統一感が出て、自分のものと認識しやすい
  • 好きなキャラクターのグッズで楽しく通える
  • 入園・入学祝いにピッタリ

こうしたメリットの一方で

  • 市販品より金額が高くなる
  • 完成品の受け取りに時間がかかる

というデメリットもあります。

どちらがいいかよく検討して、子どものお気に入りを揃えてあげてください。

春からの新生活が楽しく始められるように、応援しています。

R.Luceでも入園・入学グッズのオーダーを受け付け中です。下記よりお気軽にお問合せくださいね。

お問合せ – リルーチェ|靴・鞄の修理・クリーニング、衣類のお直しを宅配で♪ (r-luce.com)