「着物の買い取り業者に見積もりを依頼したら、衝撃的な安さだった・・・」

祖父母や両親から受け継いだ大切な着物。

自分では着ることもないからと泣く泣く買い取りを依頼したのに、とうてい納得できない金額だった、というのはよくある話です。

福岡県筑紫野市にある洋服お直し店R.Luce(リルーチェ)では、そんな「手放せない」と思う着物をリメイクして今の暮らしに活かすことをご提案しています。

着物をリメイクする手順や必要な期間、料金について知り、長年タンスに眠ったままの大切な着物をリメイクしてみませんか?

着物リメイクを依頼する手順

まずは着物の状態を確認

長年タンスにしまっておいた着物は、知らない間にカビやシミが発生していることがあります。

まずは着物を出し、カビやシミがないか、臭いはどうかなど全体の状態を確認しましょう。

大き目のハンガーや和装用ハンガーにかけ、一度陰干しして風をあててあげるのがオススメ。

湿気や嫌な臭いが飛んだら「布として再利用できそうかどうか」という視点で全体を観察してくださいね。

着物の汚れが気になるなら、クリーニングに出す

着物リメイク店では、着物のクリーニング(洗い張り)までは行っておりません。

状態を確認して、シミや汚れが気になる・・・という場合はクリーニング屋さんに相談するか、洗い張り専門店に出すことになります。

ただ、着物のクリーニングを専門店に出すとなると、料金の負担が心配になりますよね。

「汚れていないところだけ利用してリメイクしてほしい」ということなら、洗ってから出す必要はありません。

その場合、「加工中のアイロンで汚れを定着させてしまう恐れがある」ことは頭に入れておいてください。

汚れが気になる部分に印をつける

全体を確認してシミや汚れを見つけたら、印をつけておきましょう。

待ち針では落ちやすいので、安全ピンか、糸で印をつけておくのがオススメです。

印がついている部分はリメイクするとき除外して裁断します。

あまりにも印が多いと、ご希望のものへのリメイクが叶わないこともありますので、「このくらいの小さな汚れはいいかな」と自分で許せる範囲なら、つけなくてかまいません。

店頭orLINEでリメイクの相談

着物の状態を確認し、全体のどのくらいの部分が使えそうかを把握したら、店頭かLINEでご相談ください。

  • リメイクの目的(自分で使う・形見分け・プレゼントなど)
  • どんなアイテムに加工したいか
  • 予算はいくらか
  • いくつぐらいのアイテムにしたいか
  • いつまでに必要か

などをスタッフと相談して決めていき、見積金額や納期についてお知らせします。

リメイクする着物のお預かり

着物からリメイクするアイテムが決まったら、着物をお預かりします。

遠方からご依頼の場合はR.Luce宛てに送っていただければ、「受け取りました」とご連絡します。

完成品のお渡し

店頭にて完成品のお渡し、もしくは宅配便での発送になります。

生まれ変わった着物を手にして、日々の生活に活かしていってくださいね。

着物リメイクにかかる期間

着物リメイクにかかる期間は作るアイテムによって違いますが、大前提として「時間がかかる」ことは認識しておいてください。

「小さなポーチ1個ならすぐできるだろう」と思われるかもしれませんが、実は「着物をほどく」のにもかなりの時間が必要になります。

最低でも4週間~

コートやワンピースなどの大物では8週間~

目安の期間は、お店の混雑状況でも変わってきます。

洋服お直し店が一番混雑するのは、秋~春です。

ジャケットやコートのお直しなど大物のご依頼が増え、入園入学、フレッシャーズの時期までは大変込み合います!

「そのうちに」とお考えなら4月~9月頃が一番お待たせせず、ご相談にも余裕をもって応えることができますので参考までに。

着物リメイクにかかる金額

着物リメイクにかかる金額についても、作るアイテムの内容や大きさによって違います。

なので簡単には説明できないのですが、参考までに今まで受けたアイテムの金額をお伝えしておきますね。

  • ランチョンマットや古帛紗:¥1650
  • シンプルなトートバッグ¥7700~
  • 日傘¥8800~
  • ワンピース¥33000~
  • コート¥49500~

着物リメイク実例

ここからは、今までにR.Luceで受けてきた着物リメイクの実例を写真付きでご紹介していきます。

実例については以前も着物リメイクの人気アイテムをランキング形式で書いたブログがあるので、お時間ある方はこちらも参考にしてください。

着物リメイク店へのリメイク依頼で多いアイテムBEST3

着物から日傘へリメイク

着物から日傘へのリメイクをご依頼いただくことは多いです。

タンスにずっと眠っていた着物も、折りたたみの日傘にリメイクしておけばバッグに入れていつでも持ち運べますね。

「素敵な日傘ね」と友達から声をかけられたときに「実はこれは母の形見の着物で・・・」といった会話のきっかけにもなりそうです。

リメイクが完了したら、UVカットスプレーをかけて仕上げますが、購入後もときどきメンテナンスが必要になります。

日傘のUVカット効果やメンテナンスについて以前書いたブログもありますので、よかったらこちらも参考にしてください。

着物を日傘にリメイクする人急増中!?気になるUVカット効果は? 

他にも、着物リメイクで素敵に生まれ変わった日傘3点を写真でご紹介。

着物からコートへリメイク

「着物のままで眠らせておくより、もっと普段から着られるものにしたい」とお考えの方は、羽織ものへのリメイクもオススメです。

こんな鮮やかな色柄のコートなら、着ているだけで気分も上がりそうですね。

ただ、コートはかなりの用尺を必要としますので着物生地の傷みやシミ、汚れの激しいものからリメイクすることは難しくなります。

着物から洋服へリメイク

特徴ある着物の柄をうまく活かし、洋服へのリメイクを依頼されることもあります。

生地全体の汚れや傷みが少なければワンピースにしたり、ジャケットにしたり。

ファッションのワンポイントとして使いやすいショートジレ(ベスト)へのリメイクもオススメです。

着物帯からバッグへのリメイク

着物だけでなく、着物帯からリメイクを依頼されることも多いです。

帯の場合は、特にバッグへリメイクしたいという方が多い印象。

  • 縦長でボタンもファスナーもなしのシンプルなトートバッグ
  • 生地は2種類を切り替え、持ち手だけ革で仕上げたバッグ
  • 荷物がたっぷり入るのに、軽くて持ちやすい横長の大き目トートバッグ

お客様が普段使いやすい大きさ、形でご希望に添ったものを作成します。

仕上がったバッグを気に入っていただき、「残っている帯も全部使って!」と追加注文をいただくこともありますよ。

着物帯から小物へのリメイク

バッグにリメイクしてもまだ帯が余る、という場合は小さな端切れからでも作りやすいポーチやがま口、巾着などにリメイクすれば大切な着物を余すところなく使いきれます。

まとめ

今回のブログでは、着物リメイクを依頼する手順や料金、期間の目安などについて実例写真と共にお伝えしてきました。

たくさんの着物を一度に処分する必要が出てきたとき、思い出深い着物を1枚だけでもリメイクという形で手元に残してみてはいかがでしょうか?

普段から使えるものにリメイクしておけば、見るたびに「全部処分しなくてよかった」と心が救われる気持ちになるかもしれません。

福岡にお住いの方はもちろん、遠方の方も全国宅配対応のR.Luce(リルーチェ)までぜひご相談ください。

LINE、もしくはメールからお問合せをお待ちしております。

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