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他人から見たら「もう捨てれば?」と思える服でも、お気に入りの柄だったり、大切な思い出がつまっていたりすると簡単には捨てられませんよね。
「もう着ないって分かってる。でもなんとなく捨てたくない!」
R.Luce(リルーチェ)では、そんなお客様の「なんとなく捨てられない」という想いに応えるリメイクをご提案しています。
今回のブログでは、捨てられない思い出の詰まった服とフェイクファーのネックウォーマーを合体させて、一つのバッグへリメイクされたお客様の実例をご紹介します。
リメイクしたい洋服のお預かり
こちらが、リメイク前のスカートとネックウォーマーです。
写真では伝わりづらいですが、ネコ柄のスカートはゴブラン織りのような「綴れ織り」の生地でカーテンのように厚みがありました。
手放したらもう2度と手に入らないと思うと、やはり簡単には処分できませんよね。
リメイク内容のお打ち合わせ
今回は、お客様のほうから「このようなバッグにしてほしい」という詳細なご提案をいただきました。
どのような形にしたいかを明確に伝えていただけるのは、作り手にとってもありがたいです。
以下のような詳細なご希望と、デザイン画を送っていただきました。
お送りいただいたスカートとネックウォーマーの縦横サイズを測り、最大でどのくらいの大きさのバッグができそうかをお伝えします。
その範囲内で、なるべく大きなバッグにしたいか、小ぶりのバッグにしたいかはお客様に判断していただきます。
その他、バッグについて以下のような詳細を決めていきます。
- 内ポケットをどうするか?
- 開口部をファスナーにするかマグネットホックにするか?
- ショルダー紐をどうするか?
- パーツの購入はこちらにお任せでよいか?
決済完了後、加工作業へ
バッグの詳細が決まったら、お見積金額と納期をお知らせし、決済用のURLをこちらから送信します。
STORESを通して、お客様専用カートからお支払い手続きをしていただき、入金確認後に加工作業に入らせていただきます。
リメイクバッグ製作の流れ
リメイクする服と小物のほどき
洋服からバッグへのリメイクで布を「最大限活用したい」という場合はまず「ほどき」といって解体作業から始まります。
ネックウォーマー、スカートの前後、裏地のパンツ、ウエストベルトとパーツを分解。
1枚しかないスカートですから、生地を傷めないよう慎重な作業が求められます。
型紙を製作し、柄を見ながら配置決め
布を最大限活用できるよう、型紙(パターン)を作成します。
傷やほつれがないか?どの部分を切り取るのが一番良く仕上がりそうか?いろいろ考えながら型紙を配置します。
リメイクする生地の裁断
アイロンで地の目をしっかり整えてから、裁断します。
表地となるネックウォーマーのほうは、毛並みの方向に気を付けながら裁断します。
バッグの組み立て
裁断が終わったら、縫い合わせてバッグを組み立てていきます。
生地の特徴に合わせて、必要があれば接着芯を貼ります。
今回リメイクをご依頼いただいた生地は厚手で張りもあったのですが、布端がほつれやすかったこともあり、薄手の接着芯を貼ってさらにしっかりさせました。
表地のフェイクファーと、裏地になる猫柄の生地がそれぞれ出来上がったら合体させます。
リメイクバッグ完成(after)
お客様ご希望の装飾(今回の場合は、小ぶりのリボン)を作って取り付け、リメイクバッグの完成です。
リボンはその日のファッションや気分で取りはずしできるよう、ブローチピンを付けています。
ショルダー紐はお客様お手持ちのものを使われるとのことだったので、両サイドにDカンを取り付けました。
内側は元・スカートの猫柄生地で、縫い付け仕様のマグホックを付けています。
スカートとして着用する機会がなくなっても、バッグとして生まれ変われば活用の幅が広がりますね。
バッグを開けるたびに見え隠れする猫ちゃんがお客様の心をほっこりさせてくれるよう願いながら、リメイクしたバッグを発送させていただきました。
お客様の声
お客様からお喜びの声をいただきましたので、ご紹介させてください。
本日リメイクして頂いたバッグを受け取りました。
とても可愛く素敵に仕上げて頂いて、サイズも想像より大きくて嬉しいです。
お忙しい時期にも関わらず、予定よりも早く制作して頂きましたこと感謝致します。
このようなリメイクは高級なブランド品やもっと大きなものでお願いするイメージがあって迷っていたのですが、素敵なバッグにして頂いて、依頼して本当に良かったです。
依頼から完成時までとても丁寧なご説明で、心を込めて制作されているのだと感じられました。
リボンの取り外しが出来たり、布が長持ちするようにホックを縫い付けて頂いたり、要望にプラスして色々考えてくださりありがとうございました。
これから大切に使用したいと思います。
このようなお喜びの声をいただくことは、スタッフにとって何より今後の励みになります。
ご依頼いただき、感想までお寄せいただいて本当にありがとうございました!
まとめ
今回のブログでは、ミニスカートとネックウォーマーを合体させてバッグにリメイクしたお客様の実例をご紹介しました。
こちらは冬物バッグでしたが、薄手のキャミソールとニットを合体させて夏にぴったりのバッグにリメイクした例もあります。
洋服をリメイクして手元に残したいとお考えの方は、参考にしてくださいね。
R.Luceでは洋服に限らず、着物帯からバッグへのリメイクや、ブランドバッグからポーチへのリメイクなども承っております。
実例を以前のブログにも載せていますので、こちらもご参考までに。
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