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シャツやブラウスの袖が長すぎて困ること、ありませんか?
小柄なのに筋肉質でがっちり体形の人、ぽっちゃり体形だから身幅に合わせて服を買う人などは、ワンサイズ大き目を買って「身幅は合うけど、袖が長すぎていつも袖まくりしないと着られない!」なんてことになりがちですよね。
また、インポートのブランドシャツなど、高級なシャツに限って日本人には袖が長すぎる!となることが多いようです。
今回のブログでは、袖が長すぎるとき自分で対処できる手軽な方法から、洋服お直し店に出すとき知っておいた方がいいポイントまでをお伝えします。
せっかく買った高級シャツやお気に入りのブラウスは、ぴったりサイズでスマートに着こなしていきましょう!
自分で対処する
まずはあまりお金をかけずに自分で対処するにはどうすればいいかをご紹介します。
「見た目はとにかく、袖がずり落ちてくると着心地が悪いからなんとかしたい」という人向けの方法です。
アームバンドを利用して袖を上げる
袖がずり落ちてくるのを防ぐ一番簡単な方法が「アームバンドを利用する」ことです。
シンプルでビジネスマンにも使いやすいのが、スチール製でスプリングループ式になっているタイプ。ネットでも手軽に購入できますし、100円ショップにも売られています。
スプリングループ式アームバンドの直径よりも腕が細い人は、サイズ調整のきくゴム式タイプがオススメ。
アームバンドにはいろいろな種類があるので、自分に合ったものを選びましょう。
袖口のボタン位置をずらしてずれ落ちを防ぐ
シャツの袖口は以下の写真のようなつくりになっており、ボタンの位置によって袖口の細さを変更することができます。
こちらの写真のシャツのように、袖口のカフスにボタンが2個ついているものもあります。
この場合は着る人の手首のサイズに合わせて多少袖口の調整がきくのですが、ボタンが1つしかついていないものも多いですよね。
ボタンが1つしかないシャツの場合は、自分でずれ落ちてこない最適な場所を探し、ボタンを縫い付ければ解決します。具体的な手順は以下の通り。
- 一度シャツに袖を通します
- ボタンホールが開いているほうの布端を矢印の方向へずらしていきながら、手首でとまる位置を見つけます。
- 消えるチャコペンなどでボタンを縫い付けたい場所に印をつけます。
- 印の場所に手縫いでボタンを縫い付けます。
この方法でサイズ調整をすると、手のひらや手の甲を覆うほど袖が落ちてくることはありません。
多少腕周りがもたつくと思いますが、ジャケットを着れば見えないからごまかせる、という感じでしょうか。
アームバンドをつけたときの違和感や締め付け感が苦手な人にはオススメできる方法です。
手縫いやミシンで腕周りを縫いとめる
いちいちアームバンドを着けたりはずしたりするのも面倒だし、腕周りがクシュクシュしてもたつくのも嫌だ、という方はいっそのこと手縫いやミシンで縫いとめておく方法があります。
ただ、どうしても縫い目は見えてしまいますので「どうせ上からジャケットを着るからいいよ」という方にしかオススメはできません。
まだまだ大きくなる子ども用のシャツだと、後から袖を伸ばせるのでこの方法がオススメです。
具体的なやり方については、手順を写真付きで解説したブログがありますので、興味のある方はこちらをご覧ください。
洋服お直し店に袖丈つめを依頼する
袖が長すぎるシャツをスマートに着こなす1番いい方法としては、やはり洋服お直し店に袖丈詰めを依頼することです。
多少お金はかかってしまいますが、いちいちアームバンドを着け外しする必要もありませんし、腕周りももたつかずに毎回スッキリと着こなせます。
特に夏場はクールビズが推奨されていることもあり、ジャケットを羽織らない方も増えていますので、1度お金をかけてピッタリサイズにしてしまっておけばいつでもストレスなくお気に入りのシャツを着られますよ。
袖丈詰めを依頼する手順
「袖丈詰め」と一口に言っても、袖にはいろいろな種類があり、種類によって加工方法も料金も変わってきます。
店頭へ持ち込む前に自分で確認しておくポイントと、手順をご紹介します。
①まずは袖の種類を確認
袖丈詰めをしたいときにはまず袖口の形状を確認しましょう。
一番多いご依頼が、以下の写真のようなカフス付きの「シャツ」になります。
他に、袖口に開きのないシンプルな「筒袖」や「スリット・タック入り」「レース付き」「ファスナー付き」「リブ付き」などさまざまなタイプがあります。
袖のタイプによって、加工料金も加工方法も違ってきますので、丈詰めしたい袖の種類を確認しておきましょう。
②丈詰めしたい長さを決めて印をいれる
一度シャツやブラウスに袖を通し、ちょうどいいサイズにするためには何cm丈詰めすればいいか確認します。
袖口でなくてもいいので、実際にシャツを折ってちょうどいい長さのところに安全ピンなどで印を入れます。
③店頭に持ち込み、加工方法を指定する
ちょうどいい長さが決まったら、店頭に持ち込んで加工を依頼します。
簡単なことのようですが、実は袖丈詰めを依頼されるお客様に対して、「カフス袖の短冊は移動しますか?」などとお尋ねしても、「カフスって?」「短冊って?!」と混乱させてしまうことがしばしばあるのです。
加工方法によって料金が変わってくるので、袖のパーツや加工方法の種類について次の章で解説します。
「こんな方法があるなら自分もやりたい!」という発見があるかもしれません。
袖の種類による料金の違い
カフス袖
まずは一番ご依頼が多いカフス袖の丈詰め。
下の写真の丸で囲んだ部分を「短冊」もしくは「剣ボロ」といいます。
袖丈を短くするときにこの「短冊」部分が短くなってもいいか、同じだけの長さを残したいかで料金が変わってくるので、ここはよく考えておきましょう。
参考までに、R.Luce(リルーチェ)で受ける場合の料金は以下の様になります。
【短冊移動なしの料金】¥2750~
【短冊移動ありの料金】¥3850~
筒袖
短冊のような開きも、スリットもファスナーも何もないシンプルな袖が「筒袖」です。
お客様で意外と多いのが「長袖のシャツを半袖にして欲しい」というご依頼です。
この場合は、カフス袖だったものが筒袖になります。
【筒袖の丈詰め参考料金】¥1980~
カフス部分が擦り切れたり、ボロボロになったりした場合、いっそのこと半袖にしてしまうのもいいアイデアですね。
デザインのある袖
袖口にスリット、タック、パイピング、レース、ファスナーなどさまざまなデザインが施された袖も多いです。
この場合は、デザイン部分をどうするかで料金が変わってきます。
方法としては、以下のようなものがあります。
- 袖口のデザインには手を加えず丈詰めをする。(ファスナーやスリットなら短くなり、ボタンなら数が減るなど)
- 袖口のデザインがなるべく損なわれないよう、移動させる(移動できないこともあります)
- 袖山で丈詰めする
いずれも現物を見ながら、最適な方法をご提案させていただくことになります。
【デザイン袖の丈詰め参考料金】
デザインカット¥2200~
デザイン移動あり¥3300~
袖山から丈詰め¥4950~
まとめ
今回のブログでは、シャツやブラウスの袖が長すぎる場合の対処法についてお伝えしました。
とりあえずの着心地を確保するため、自分で何とかする方法。
ストレスなくピッタリサイズで着るため、洋服お直し店に依頼する方法。
どちらの方法が自分に合うか、もともとのシャツのお値段や、お気に入り具合を考えつつ検討してみてくださいね。
袖丈つめに限らず、せっかく買ったお気に入りの服が「なんか違う」と感じた時は、以下の実例も参考にしてみてください。
気に入って買った服をいつまでも快適に着こなせるよう、R.Luce(リルーチェ)がお手伝いさせていただきます。
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