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通販やリサイクルショップで買ったワンピース。思っていたよりも長くて、着たときになんだかパッとしない・・・そんな経験はありませんか?
今回のブログでは、自分でワンピースのすそ上げをするときの方法と、自分ではどうやって短くすればいいか分からないワンピースの着丈つめについてお伝えします。
せっかく気に入って買ったワンピースですから、ジャストサイズに調整して素敵に着こなしていきましょう♪
スカートタイプのワンピースではなく、「サロペット」「オールインワン」のようなボトムスがパンツになっている洋服のすそ上げについて知りたい方は、以下のブログも参考までにご覧ください。
【パンツすそ上げ】すその種類と料金を知って安く抑える裏技?!
ワンピースを自分で着丈つめする
ワンピースの着丈を自分で短くするには、以下の手順をふみます。
- ワンピースを着てまっすぐ立ち、すそから何cm上げるかを決めます。
- 決めた長さのところにぐるりと1周印をいれます。
- 縫い代分を残してカットします。
- 縫い代部分をアイロンで折り上げて、すそ上げテープや手縫い、ミシンで縫いとめます。
折り上げてとめる方法については色々あるので、以下で詳しく解説していきます。
すそ上げテープで着丈つめ
まず、一番安上がりな方法が「すそ上げテープ」を使って着丈つめをすることです。
すそ上げテープは手芸用品店やホームセンター、100円ショップなどで売られています。
家にミシンがない、針と糸もない、という方にとっては間違いなく最安値ですそ上げがすむでしょう。
アイロンで接着するもの、アイロン不要で両面テープのように張り付けるタイプのものなどいろいろありますので、ワンピースに合ったすそ上げテープを選ぶ必要があります。
例えばニットワンピースのすそ上げなら「ストレッチ」と表記のあるものを。
凹凸感のある生地なら、「強力接着」などの表記があるものを。
とはいえ、シフォンワンピースのようにごく薄手の生地に使用することはあまりオススメできません。
すそ上げテープは、一度貼ってしまうとキレイに剥がすことが難しい面もあります。
失敗したら絶対後悔する!と思うような高級ワンピースで使うのも、避けた方がいいでしょう。
手芸用接着剤で着丈詰め
裁縫が苦手な方にとっての救世主、「手芸用接着剤」でもすそ上げができます。
手芸用品店やコンビニ、スーパーなどのお店で購入できるので、探してみてください。
最近では「ミシンいらず」というほど強力な手芸用接着剤も出ています。
ただ、子どものころの工作をイメージしてもらうと分かりやすいと思いますが、塗りすぎるとはみ出したり、シミになったりといった欠点もあります。
すそ上げテープと同じく、ごく薄手の生地や高級素材にはあまりオススメできません。
参考までに、R.Luceで着丈つめをおこなった薄手ワンピースのすそ部分の写真を添付します。
このような「生地が透けるほど薄く」「折り幅が狭い」タイプのスカートは、ミシンのほうが綺麗に仕上がります。
手縫いで着丈つめ
少々根気が必要ですが、針と糸さえあれば手縫いですそ上げすることができます。
手縫いのいいところは、洗濯でほつれたり、納得いく仕上がりにならなくてもまた縫い直せばいい、という気軽さ。
すそ上げテープや手芸用接着剤のように「失敗は許されない!」と気負わずに、「失敗したらほどけばいい」という感覚でチャレンジできますね。
手縫いであれば、高級素材や薄い素材にも対応できます。
むしろ洋服お直し店に持ち込まれる高級素材のワンピースは、「手縫いでお願いします」と指定されることもあるくらいです。
手縫いにはいろいろな縫い方がありますが、R.LUCE(リルーチェ)でワンピースのすそ上げをするときは表に縫い目がひびきにくい「奥まつり」という縫い方を使うことが多いです。
ちなみに、洋服お直し店で「手縫い」を指定すると時間がかかるぶん金額も上がりますので、そこは注意してくださいね。
ミシンで着丈つめ
家にアイロンとミシンがあるなら、ミシンですそ上げするのが一番いいでしょう。
丈夫に仕上がるし、手縫いに比べて格段に速く縫えます。
家庭用ミシンの中には縫い目が豊富に選べるものもあり、縫い目が表から目立ちにくい「まつり縫い」に対応しているミシンも多くあります。
スーツや、表に縫い目を見せたくないデザインのワンピースを家庭用ミシンですそ上げするときには、「まつり縫い」に対応しているかどうか確認しておくといいですね。
ワンピースの着丈つめをお直し店に出す
自分で着丈つめをする時間がない、失敗しそうで怖い、という方は洋服お直し店に出した方が無難です。
洋服お直し店では「自分ではどうやってすそ上げしていいか分からない」ワンピースや「すそがスカラップになっていて切れない」といったワンピースでも、対応できる場合があります。
トップスとボトムスが一体化したワンピースの着丈つめというのは必ずしも「すそ上げ」とイコールではないのです。
すそ以外の部分で着丈を短くする方法もあるので、すそにデザインの入ったワンピースはプロに相談したほうがいいでしょう。
以下、洋服お直し店で受けられるワンピースの着丈つめについて解説していきます。
すそから着丈つめ
ワンピースの着丈つめをするとき、すそからつめるのがいちばん一般的な方法です。いわゆる「すそ上げ」ですね。
「すそから5cm短くしてください」というように、何cm短くしたいかを店頭で伝えていただければ、ご指定の長さになるよう縫い代分を付けてカットし、元のように仕上げます。
以下のようなポイントで金額が変わってきます。
- プレーンスカートの場合、仕上げは三つ折りか?ロック+ステッチか?
- スリット・ベンツがあるか?
- セミフレアスカートやサーキュラースカートの場合、すその長さがどのくらいか?
- 前開き仕様になっているか?(シャツワンピースタイプ)
- 総プリーツ(学生服以外)か?
- メローロック仕上げか?
すそからの着丈つめでも、デザインが複雑なもの、生地が扱いにくいものは自分で加工するのが難しいので、プロに依頼した方が安心かもしれませんね。
ウエストから着丈詰め
こちらの写真のように、すそがスカラップやレースになっているワンピースは、すそをカットするとせっかくのデザインが失われてしまいます。
この場合は、ワンピースの状態をみて以下のどちらかの方法でウエストから着丈を調整します。
- 上下どちらか片方で丈詰め
- 上下両方からバランスよく丈詰め
金額的には上下どちらか片方で丈詰めしたほうが安上がりになりますが、着心地やデザインのバランスがおかしくならないかを確認してからどちらにするか決定しましょう。
肩線で丈詰め
ワンピースのデザインによっては、肩線でつめた方が安く綺麗に仕上がるものもあります。
ただ、肩線で丈つめをするとアームホール(腕周り)も狭くなって着心地に影響する場合があるので、実際にワンピースを着た状態で肩の部分をつまんでみて、腕周りの動きに支障がないか確かめたうえでお直しに出した方がいいでしょう。
アームホールにあまり影響がないつり紐タイプのワンピースやキャミソールワンピースを短くしたいときは以下のような方法が有効です。
- 肩線で丈詰め
- 肩ひもつめ
- 肩ひもの挟み込み
キャミソールタイプのワンピースはこちらの写真のように、自分で紐の長さを調節できる金具がついているものも多いので、確認してみましょう。
金具が正面から見える位置まで移動させなければいけないときは、紐を短く加工することもできます。
ワンピースの着丈つめ料金
ワンピースの着丈つめにかかる料金はデザインによって違うので簡単には説明できません。
それでも、一応の目安を知りたい方のために基本的な部分だけお伝えしておきます。
- プレーンスカート(裏地加工なし)¥2970~
- プレーンスカート(裏地加工あり)¥3520~
- ウエストから着丈つめ¥3850~
- 肩線で丈つめ¥2200~
これを基本に、すその長さやデザインのありなしで料金が変わってきますので詳しく知りたい方はお気軽にお問合せください。
まとめ
今回のブログでは、ワンピースの着丈つめを自分でやりたい方にむけて4種類の方法と、「すそから丈つめできない」というワンピースの着丈つめにはどんな方法があるかをお伝えしてきました。
すそのデザインが複雑なもの、高級素材やすべりやすい布で自分では加工が難しいものについては全国宅配対応のR.Luce(リルーチェ)までお気軽にご相談ください。
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