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「ウエディングドレスを、子ども用のドレスにリメイクできませんか?」
お客様からこんなお電話をいただいたのは、もう2年前になります。
結婚式用にウエディングドレスを購入した場合、もう一度使うという機会はないものの、売るのも捨てるのもなんだか気が引ける・・・と感じるのではないでしょうか。
「私のウエディングドレスを、なんとか娘に着せたい!」というお母さまの想い。
その想いに応えるため、ウエディングドレスをほどくところから始まって、スタッフ総出で取り組んできたリメイク作業はあしかけ2年!
今年、お嬢様の七五三の前撮りに間に合うよう、なんとかお渡しできました。
今回のブログでは、そんなウエディングドレスのリメイク実例をご紹介します。
ウエディングドレスのリメイク実例
まずはウエディングドレスをほどく
こちらが、お客様からお預かりした元のウエディングドレスです。
お客様からのお話では、結婚式の時にこのドレスを着用できなかったとのこと。
それだけに、せっかくのドレスをなんとか活かしたいという想いも強かったのではないでしょうか。
一生に一度の晴れ舞台で着るウエディングドレスだけに、装飾も細かいですね。
これをほどくだけで膨大な時間が必要になります!
3歳用ドレスのデザイン打ち合わせ
七五三は子どもの無事な成長を祝う一生に一度の儀式です。
一般的にお参りは「和装や動きやすいフォーマル服で」という方が多いと思いますが、3歳の女の子と言えばちょうど「プリンセス」に憧れるお年頃。
本人の希望する姿でたくさん写真撮影しておけば、成長してから見返した時にもきっと満足度が高いでしょうね。
ご本人の希望やお客様の希望を聞きながら、ドレスのデザインについて打ち合わせをします。
その際は洋裁本に限らず、ネットで販売されているドレスの写真なども参考にしながら「こんなドレスにしてほしい」というご希望を聞き取ります。
型紙作成
お客様のご希望をうかがってから、デザインに合わせてスタッフが型紙を作ります。
試し縫い
型紙ができたら、別布で試し縫いをします。
試し縫いをすることで、大まかな完成形と作成手順を確認できます。
元のウエディングドレスを裁断
別布でだいたいの完成形と作成手順の確認をしたら、いよいよウエディングドレスのリメイク開始。
型紙を配置して、元のドレスにハサミを入れる瞬間が一番緊張です!
仮縫い・試着
裁断したドレス生地を縫い合わせ、仮縫いが終わったら一度ご来店いただきます。
ご本人に試着していただき、大きさや形など、実際に着た感じを見ます。
- 身体に合っているか?
- 長さはどのくらいで仕上げるか?
- 袖は付けるか、ノースリーブにするか?
- 装飾はどうするか?
などの細かい点について、さらに細かく打ち合わせしていきます。
追加パーツの作成
- 透け感のあるパフスリーブ
- 後ろ姿を飾る大き目のリボン
- スカートをふんわりさせるパニエ
など、追加で必要なパーツを作成していきます。
ウエディングドレスからのリメイク完成
追加のパーツまで縫い合わせ、ファスナーを付けて完成です。
こちらの写真はドレスの後ろ側。
元のウエディングドレスでデザインのポイントになっていた大き目のリボンが目を引きますね。
完成したリメイクドレスをお渡し
リメイクのドレスが完成し、お嬢様に着ていただきました!
(サイトに掲載する許可いただきました。ありがとうございます)
写真を撮り忘れてしまいましたが、胸か髪につけられるような小さめのコサージュも作成して、お渡ししております。
「お姫様みたいねぇ~」と喜んでいただけて、スタッフ一同ほっこり癒される時間をいただきました。
お母さまが着る予定だったウエディングドレス。
姿を変えて、お嬢様に引き継がれたと思うと感慨深いです。
まとめ
今回のブログでは、ウエディングドレスから子ども用ドレスへのリメイク実例をご紹介しました。
「捨てられない!」という大切な想いがこもったものを、形を変えてまた愛用していだけるようにお手伝いするのが私たちR.Luceの仕事でもあります。
旅先で購入した洋服をバッグに、着物を日傘に、洋服を犬の服にリメイクした実例などもございますので、よければあわせてご覧ください。
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今回のブログを読んで、「捨てられない大切な服や着物、バッグがあるけど何かにリメイクできないかな?」と感じられた方は、お気軽にお問合せください。
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